貴重な牝馬限定の地方交流競走となっているのが17日(木)に門別競馬場で開催されるダート2000mのJpn3「ブリーダーズゴールドC」です。
牝馬限定の地方交流競走は南関東中心にレースが組まれており、持ち回りで行われるJBCを除くと、南関東以外で組まれている唯一の牝馬限定地方交流重賞となっています。
過去にはチャンピオンズカップで牡馬相手に大金星を挙げたサンビスタや、アメリカのブリーダーズカップディスタフで日本馬初勝利を挙げたマルシュロレーヌなどが勝利しており、勝ち馬のその後の活躍も見逃せないレースとなっています。
地理的に道営馬対JRA所属馬という構図になりがちなレースとなっており、今年も中央勢が優勢と思われるメンバー構成です。
特に3歳馬パライバトルマリンは、前走の関東オークスをこれまでと違い控える競馬で制しており、自在性もある先行力が魅力の1頭です。
主戦の戸崎騎手が今回も騎乗できるのも強調材料となっており、相手関係がそこまで強くない今回も連勝で通過する可能性は十分ありそうです。
また、牝馬ダート路線で欠かせない逃げ馬となっているテリオスベルも平安ステークス惨敗から前走のマーキュリーカップ2着ときっちり巻き返しを果たしており、パライバトルマリンはおそらくテリオスベルの様子を見て控える可能性もあるため、気づいたらテリオスベルの逃げ切り勝ちという展開も十分有り得ると見て、単勝オッズ次第で狙ってみたい1頭です。
そのほか、これまで21戦を芝で使われてきているディープインパクト産駒のグランスラムアスクも良血馬だけに、3勝クラス卒業後オープン2戦目にして初のダート転身がどう出るか楽しみな1頭です。
一方の道営馬では元南関東所属のウワサノシブコが面白い存在となりそうです。
毎回好走という馬ではありませんが、前走のノースクイーンCでは7番人気を覆す2着に入っており、夏は格より調子という観点からいくと、今回も人気薄が予想されるだけに狙い目といえそうです。