日曜に行われる水沢競馬場のメインレースは第49回目となる「ビューチフルドリーマーC」です。
レース名になっているビューチフルドリーマーの由来は明治時代に岩手の小岩井牧場が輸入した繁殖牝馬の馬名で、シンザンもその血を受け継ぐなど日本の馬産界に多大な貢献をした1頭です。
レースは2000年に重賞に格上げとなり、水沢競馬場のダート1900m、盛岡競馬場のダート1800m、2000mなど変遷を経て、今年は水沢競馬場のダート2000mで行われます。
1着賞金600万円となっており、昨年は中央競馬でも活躍していたゴールドアリュール産駒のサルサディオーネが見事勝利しています。
1番人気馬がとにかく強いレースとなっており、2020年は3番人気アッキーが勝利しているものの、馬券検討からは1番人気は欠かせないレースとなっています。
また地元の岩手勢が苦戦しており、2010年のマイネリベンダ以来勝利がありません。
今年も南関東の大井、船橋所属馬が登録してきており、中でも注目は大井の藤田厩舎が管理するベルゼールです。鞍上のクアトロ騎手は短期免許で来日中となっており、先日浦和競馬場で行われた黒潮盃ではマンダリンヒーローに騎乗し、勝ったヒーローコール相手に惜敗の2着を演じてくれました。
ベルゼールは元中央馬かつシルクレーシング所有馬ということもあり、素質馬がここで復活なるか楽しみな1頭です。
中央所属時の2勝クラス勝利が最後の勝利となっていますが、まだ5歳ということもあり父スクリーンヒーローの成長力も期待して狙ってみたいですね。