今週日曜中山10レースは、芝1200mで行われる3勝クラスの特別戦「セプテンバーステークス」です。
過去5年のデータでは、2018~2021年はハンデ戦だったものの顕著な傾向が出ており、4コーナーで5番手以下だと連に絡めないという結果が出ています。差し・追い込み勢には厳しいレースと言えるでしょう。
このクラスですでに実績がある馬としては、阪神とのダブル登録からこちらを選択してきたハギノメーテル、ここ2戦は人気を下回っているもののこのクラス2着の実績のあるイルクオーレ、さらに前走で2勝クラスを勝利して連勝を狙うサンティーテソーロの3頭が挙げられます。いずれも逃げ、もしくは2番手で競馬したい馬たちだけに馬券検討からは外せないところです。
上位人気想定の馬ではバトルブラン産駒のファロロジーはこのクラスでは4・5着の実績はあるだけに、そろそろ3着以内も狙えそうなところ。ただ、ここ2戦はデムーロ騎手騎乗で追い込みに徹していることもあり、前目優勢なデータからするとマイナス材料と言えそうです。
毎年大物輩出というわけではありませんが、後に高松宮記念を制するなど快速でならしたモズスーパーフレアが2018年に3歳でこのレースを制しており、今年も3歳馬から逃げ馬のフロムダスクが参戦。ハナをとりたい古馬が多く登録している中で、この馬がどのような競馬をするのかも見どころの一つとなりそうです。
いずれにせよ、開幕週の中山でスプリント戦となれば、やはり前目から中心に買っていくのがセオリーと言えそうです。