今週土曜中山メインレースはダート1800mで行われる3歳以上オープンのラジオ日本賞が開催されます。激戦区といえるダート中距離界ですが、素質が高くても賞金が足りない馬たちは地方交流重賞含め、狙いたいレースに出走が叶わないのが悩ましいところです。
そういった意味で、秋のG1シーズン参戦に向けてそろそろ賞金加算に本腰を入れておきたいキズナ産駒のハピに注目したいと思います。
3歳時にデビューから3連勝で鳳雛Sを勝利して以降は善戦止まりで勝ち星に恵まれず、昨年のチャンピオンズカップ3着など、素質上位は間違いないものの勝ち味に遅いのが災いしており、収得賞金が2850万円と、巡り合わせ次第で大舞台への参戦が難しい水準となっています。
今回は先行力のあるウィリアムバローズが出走予定となっており、前走のマーチステークスで1, 2番人気をわけあった両頭がここで再戦する形となりました。
中山ダートコースで6戦3勝2着3回とパーフェクトな戦績を誇っているウィリアムバローズを捕まえるのは簡単ではありませんが、ウィリアムバローズが59kgと前走から1.5kgハンデが増えた59kgに対して、ハピは58kgで前回より0.5kgで出走できるのも強味となりそうです。
ウィリアムバローズのほかにも、ヴァルツァーシャル、ケイアイシェルビーは先行で結果を出しているだけに、後方待機策で行くハピにとっては展開も絶好といえるのではないでしょうか。