来週月曜中山10レースに組まれているのは、今年新設となった2003メモリアルシンボリクリスエスカップです。今週の中央競馬はほかにも年度代表馬の名を冠した競走としてロードカナロアカップも行われます。
シンボリクリスエスは2003年の秋の天皇賞を制し、史上初めての秋の天皇賞連覇を達成しています。また引退レースとなった有馬記念では2着馬に9馬身差をつけて連覇しており、史上4頭目となる2年連続でのJRA賞年度代表馬となった競走馬です。
フルゲート18頭に登録18頭と、今年は登録全馬出走可能となっていましたが、結局14頭の出走に落ち着きました。
セントライト記念とダブル登録のフレーヴァードは、母にルージュバックを持つモーリス産駒で、セントライト記念はフルゲート割れの17頭登録となっており出走可能でしたが、あえて古馬相手にぶつける選択をしており、ルメール騎手騎乗予定もあり上位人気想定となっています。
人気を分け合う形になりそうですが、同じく3歳馬でセントライト記念は登録していれば出走がかなったであろうシルバーステート産駒のゴッドファーザーに今回は注目しました。鞍上は戸崎騎手で挑む予定となっています。
母は公営で2勝と地味な戦績ですが、一族には神戸新聞杯など8勝を挙げているエアエミネムがいる血統背景の持ち主です。
新馬戦では評判馬だったカルロヴェローチェの3着に敗れたものの、続く未勝利戦では逃げて10馬身ちぎる圧勝を演じています。格上挑戦となった弥生賞では5番人気支持を受けたものの10着敗退となっており、それ以来の中山競馬場参戦となります。
現状では逃げてどこまでといった内容となっており、今年の出走予定馬を見渡してもハナを主張したい馬はほかに見当たらないだけに、スムーズにハナが切れれば十分勝ち負けが狙えるのではないでしょうか。