26日火曜日に金沢競馬場ではダート2100mで行われる交流重賞の白山大賞典が開催されます。金沢競馬の伝統レースとして知られており、金沢競馬場で行われる唯一のダートグレード競走となっています。
1997年以降では馬インフルエンザの影響で金沢所属馬のみで開催となった2007年を除いて、すべて中央馬が勝利しており、牙城を崩すのが難しいレースとなっています。
2着馬でみると1998年のマルカイッキュウや、2021年にはミューチャリーなど健闘まではするものの苦戦は変わらず続いています。
今年の中央馬ではかきつばた記念、マーキュリーカップと連勝で来ているキタサンブラック産駒のウィルソンテソーロが地方馬に立ちはだかる大きな壁といえそうです。
前走はかきつばた記念からの距離延長も杞憂に終わる楽勝となっており、3走前の名古屋城ステークスで5着に負けたのが不思議なくらいの勢いがある馬です。
パイロ産駒のケイアイパープルは地方交流実績がある1頭で、小回りコース適性も高い1頭といえそうですが、ここ数戦勢いがないのが気になるだけに、今年7歳で衰えがあるのかどうかがカギとなりそうです。
また、ホッコータルマエ産駒のメイショウフンジンも安定感はあるものの勝ち味に遅く、今回も善戦までは見込めそうですが、前走のマーキュリーカップではウィルソンテソーロに完敗といえる3着に敗れており、展開の助けが必要かもしれません。
地方馬劣勢のレースですが、注目するならば勢いに期待したいのはセイカメテオポリスです。
昨年もこのレースに参戦し4着と、まずまずの内容となっており今年はオグリキャップ記念、大井記念、東京記念と3連勝となっている点と、地元・金沢の青柳騎手との新コンビにも期待したいところです。