27日水曜日に船橋競馬場で、1着馬にJBCクラシックへの優先出走権が与えられる交流重賞の日本テレビ盃が開催されます。
今年海外遠征でUAEダービーを勝利し、ケンタッキーダービーでも6着と健闘していた3歳馬のデルマソトガケが秋の復帰初戦に予定していたレースで、出走なら注目の1頭でしたが、残念ながら回避となってしまいました。
ダート左回り1800m戦ということで、マイルから2000m超を主戦場とする馬でも出走しやすい条件ということもあり、毎年様々な路線の有力馬たちが集うレースとなっています。
2011年のスマートファルコンから中央馬の連勝が続いておりましたが、2021年はサルサディオーネ、昨年はフィールドセンスが勝利しており、南関東所属馬が2連勝中となっています。このまま南関の勢いが続くのかというところも見どころとなりそうですが、中央勢の中でもトップクラスの実績馬・ウシュバテソーロが優勝候補の最右翼と言えそうです。
昨年の東京大賞典を勝利し、今年に入り川崎記念、さらにドバイワールドカップを勝利しており、当日の単勝オッズが何倍になるのかも注目となる復帰初戦となります。
秋はJBCクラシックではなく、再度の海外遠征でアメリカのブリーダーズカップクラシックに挑む予定となっているウシュバテソーロ。ぶっつけでの海外遠征を避けるために使うというコメントもあるだけに、ここは叩き仕様の仕上げで参戦してくる可能性が高そうですが、ここ数戦の相手関係よりは軽いメンバー構成だけに、負けられない戦いといえそうです。
相手には3歳馬からはジャパンダートダービーで逃げて見せ場をつくったミトノオーや、エルムステークスで追い込みが決まったセキフウなどがおり、今年も中央勢は有力どころが多数参戦。
南関所属馬だと、昨年の東海Sの勝ち馬で前走船橋重賞のフリオーソレジェンド・3着から参戦するスワーヴアラミスや、濃溝の滝賞を快勝したビヨンドボーダーズあたりが狙い目と言ったところでしょうか。実績や近走の勢いでは中央勢にだいぶ劣りますが、昨年は7番人気のフィールドセンスが穴を空けたケースもあるように、波乱の可能性も十分。ウシュバテソーロを相手に地方所属馬含めどこまでやれるのか、楽しみな1戦となりそうです。