阪神競馬の土曜メインはダートG3「シリウスS」が開催。中央競馬では珍しいダート2000mの距離で行われる上に、ハンデ戦という要素が加わり予想の難易度が高いレースです。
今年の出走馬は、トップハンデの58kgから最軽量の54kgまで、14頭がほどよくばらけています。その中で特に注目しているのは、モーリス産駒である4歳牡馬、ハンデ57kgのカフジオクタゴンです。
カフジオクタゴンは、3歳時にG3レパードステークスを制覇した重賞馬ですが、ここ最近の成績は振るわず、4戦して5着、5着、7着、6着と馬券に絡んでいません。実績だけで判断すると狙いにくい存在と言えるでしょう。
しかし、2000mという特異な距離ならパフォーマンスを上げてくる可能性は高いと見ています。3歳時には阪神2000mの鷹取特別を3馬身差で制覇しており、2000mのレパードステークスでの勝利や、佐賀記念、白山大賞典での3着など、2000m前後の距離で好成績を収めています。ここ数戦で馬券に絡んでいない理由は距離不足かもしれないことを考えると、今回の2000mでのレースで好走する可能性が高まります。
さらに、今回は初のブリンカー着用でレースに臨みます。過去の成績が振るわないためブリンカーを試す機会は以前からあったかもしれませんが、今回初めて使用することから、意図的に2000mという得意な距離を狙いすました可能性も考えられます。
ということで今年のシリウスステークスは、2000mの特異な条件で初ブリンカーを着用するカフジオクタゴンが、変わり身を示してくれることに期待して応援したいと思います。