今年の春の天皇賞馬レインボーラインはステイゴールド産駒らしい成長力でG1初制覇を果たしましたが、これからといったところで故障引退となってしまいました。幸い無事に種牡馬入りは確定したため、オルフェーヴル、ゴールドシップなどについでステイゴールドの後継者がまた1頭増えました。
着々と後継種牡馬を生み出してきたステイゴールドですが、大種牡馬である父サンデーサイレンスの持つ記録の一つを塗り替えることに成功したのをご存知でしょうか?
ステイゴールドの種牡馬デビュー初年度の活躍馬と言えばマーメイドSを制覇したソリッドプラチナムでしたが、そこから今年の京都新聞杯を勝利したステイフーリッシュに到るまで全ての世代から重賞勝ち馬を輩出し、サンデーサイレンスの12世代を追い越す13世代連続JRA重賞勝利を飾りました。
短命では成し得ない記録のため、現役時代に引き続き「無事これ名馬」を体現して見せたステイゴールド。これにより歴代3位に位置することになりましたが、残念ながらステイゴールドがすでに亡くなっているため、残された最後の世代となる今年の2歳馬が記録を継続したとしても、1位であるフジキセキの16世代連続、2位ノーザンテーストの15世代連続には追いつけませんが、後に追い上げてくる次世代の種牡馬たちの壁となれるか、ステイゴールドのラストクロップたちの今後の飛躍にもぜひご注目ください。