中央競馬はスプリンターズSが終わりいったんG1レースがお休みとなっていますが、月曜日には盛岡競馬場でJpn1の「マイルチャンピオンシップ南部杯」が行われます。左回りのダート1600mで行われ、1着馬にはJBCスプリント、JBCクラシックへの優先出走権が与えられます。また、1着賞金が7000万円と高額なレースとなっています。
過去のデータでは2002年にトーホウエンペラーが勝利して以降、地方馬の勝利がなく今年も中央からは強力なメンバーが出走を予定しており厳しい戦いとなりそうです。今年のフェブラリーSを勝利し、ドバイゴールデンシャヒーン10着後復帰初戦となるレモンポップは左回り、さらに1600mとベストな条件に戻り改めて仕切り直しの一戦となります。
また、興味深いのが今年はサウジカップ3着で期待されながらも続くドバイワールドカップ、芝に挑んだ安田記念ともに12着敗退となっているカフェファラオで、今回は中央所属の騎手ではなく、岩手リーディングで2位につけている高松亮騎手を確保して挑む予定となっています。外国人騎手を積極的に起用する美浦・堀厩舎だけにかなり珍しい人選とも思えるだけに、このコンビは注目といえそうです。
地方馬には厳しいレースだけに単勝では狙いにくいですが、左回りのダート1600mコース適性の高さと実績からタートルボウル産駒の5歳牝馬のゴールデンヒーラーは面白い1頭かもしれません。昨年も南部杯に参戦し5着、かつメンバー最速タイの上がりを繰り出しており、今年も衰えを見せることなく、フェアリーカップ、青藍賞と連勝で挑む勢いにも期待してみたいところです。