連対率100%が約束された馬が出走するとしたらどうしますか?

JRAの馬券で単勝がどのくらいの割合で売れているかご存知でしょうか?結論からいえば5%とのことです。3連単、馬単が発売されるようにもなりましたし、時代の趨勢かもしれませんが、もともと競馬は「勝つ馬はどれか」というスタンスで始めるもの。そういう意味では単勝を当てる、というのは競馬の原点といえるかもしれません。

とはいえ、やはりオーソドックス、かつ安定して売れているのは馬連だったりします。そういった意味で、勝つ確率が高いかどうかよりも「連軸」になる馬を探す傾向が強いのではないでしょうか。では、もし必ず連に絡む、つまり連対率100%の馬がいますよ、といわれたらどうしますか?今日はそんなお話です。

今週京都競馬場で行われる河原町ステークス。ダート1400mの準オープンです。このレース、なんと過去5年の1番人気の連対率が100%、かつ3勝していますので勝率も60%です。そして圧倒的に強い馬が勝つときによくある傾向ですが、2、3人気馬が思ったほどの成績を残せていません。2番人気馬こそかろうじて連対率20%。そしてなんと3番人気にいたっては連対率0%。つまりこういう方程式が導き出されます。「1番人気から4番人気以下の馬に流せば美味しい配当が得られる」。

では今年の1番人気ははたしてどの馬なのか。当日までオッズとにらめっこしなければいけないのか。そんな心配は無用です。今年も安定感バツグンの馬がいます。ブルミラコロです。えっ?どなたですか?と思うでしょうから、まずは血統から。父キンシャサノキセキ、母キングスミール、母の父シアトリカル。父が強く出たのか短距離適正です。前走は1000万条件でしたが2番手追走からあっさり5馬身ちぎって楽勝でした。

そしてここ4戦、すべてダート1400mを使っており連対率100%。5走前に連を外していますが、そのときは休み明け。度外視でよいでしょう。1000万下から準OPの連勝は難しいとは言われますが、データの後押しがさらに強力です。前走3着以内の馬が好成績。もちろんこの馬も該当です。あとは相手探しのみ。

きさらぎ賞も堅いと目されていますが、さらにガチガチなこのレース。フェブラリーSに向けての軍資金を蓄えるのにもってこいのレースではないでしょうか。