今年は7頭立てとかなり寂しい頭数での開催となりそうですが、過去5年の勝ち馬をみると2018年はサートゥルナーリア、2019年はヴェルトライゼンデ、2021年はダノンスコーピオン、昨年はトップナイフが勝利しており、後のG1馬や重賞戦線で活躍する馬を多数輩出するなど、少頭数とは言え見過ごせない出世レースと言えます。
関東から勇躍遠征する美浦・堀厩舎のルーラーシップ産駒のボルケーノは母にフィリーズレビュー2着だったスピードリッパーを持つ良血で、デビュー戦は芝マイルを選択して危なげなく逃げ切って勝利しており、6月のデビューからじっくり間隔をあけての参戦となります。
ただ、母のスピードが勝っていると1ハロンの延長が辛いかもしれず、騎乗するのがモレイラ騎手ということもあり今回も上位人気想定となっており、取捨選択が難しい1頭かもしれません。
上位人気想定の馬なら芝中距離ですでに結果を出しており、今回は川田騎手で挑むハーツクライ産駒のルシフェル、岩田望来騎手に乗り替わりで挑む予定で、ボルケーノと同じく関東から遠征する美浦・上原佑厩舎所属のディープブリランテ産駒のアレグロブリランテに馬券妙味はあるかもしれません。
特にアレグロブリランテは母の全兄に春の天皇賞勝ち馬のアドマイヤジュピタがいる血統で、デビュー戦でも4番手追走から4コーナー先頭の強気の競馬で押し切っており、今年は前走逃げて勝利したボルケーノ、武豊騎手騎乗のエピファネイア産駒のビーグラッドが参戦予定ということで、控える競馬で芝1800mを勝利した前走のキャリアが活きてくるかもしれません。