【みやこステークス2023予想】紅一点エナハツホ、秋2戦目で状態絶好

今週の日曜日、京都競馬場でG3「みやこステークス」が行われます。12月に行われるチャンピオンズカップの前哨戦として位置づけられており、勝馬にはチャンピオンズカップの優先出走権が付与されます。本番を占う上でも見逃せない一戦となります。

フルゲート16頭が集結しましたが、その中で注目の存在は4歳牝馬のエナハツホです。今回紅一点での出走となりますが、牡馬顔負けの心肺機能を持ち、長く脚を使えるのが強み。

出走メンバーを見渡すと、4戦4勝のセラフィックコール、前走2着でそれまで4連勝を続けていたワールドタキオン、現在3連勝中のアスクドゥラメンテなど、連勝を重ねてきた馬が多く出走しています。エナハツホも1勝クラスから3連勝してオープン入りした実績がありますが、近走では掲示板に名前を連ねることができませんでした。しかし、今週は追い切りで絶好の動きを見せており、秋2戦目でようやく状態面はピークに近い状態に仕上がってきた印象です。

火曜追いではCWコースで6ハロン84秒0-11秒3の好時計をマーク。しまいはいつも切れる脚を見せてくれる馬ですが、今回のラスト1Fは過去最高のタイム。専門サイトやスポーツ新聞でもエナハツホの調教が高く評価されています。今回、彼女の絶好調ぶりは疑いようがありません。

前走の太秦ステークスでは10着で大敗しましたが、勝馬との着差はわずか0.7秒しかありません。彼女の末脚も3番に速い上り時計を記録しており、何かしらの要因が整えば逆転も可能性があるでしょう。前走でも追い上げの要素が見られましたが、今回はさらに調子が上がっているようで、一層の伸びも期待できそうです。

このような理由から、調教が絶好調なエナハツホが初の重賞制覇を果たしてくれることを期待し、応援したいと思います。