今週水曜日に川崎競馬場ではダート2100mで行われる第34回「ロジータ記念」が開催されます。例年は南関東の実績馬と上がり馬が対決する構図となることが多いレースですが、今年は異色の参戦があり注目の一戦となります。
まずは金沢から参戦するエスポワールシチー産駒のショウガタップリ。大井競馬場で行われた8月の黒潮盃でも3番人気と高い評価を受けたものの、勝ち馬ヒーローコールから12馬身離された6着大敗となってしまいました。再度の南関東遠征で雪辱を期する一戦となります。
主戦の吉原騎手が騎乗するのも魅力で、前走の西日本ダービーでは格の違う走りを見せており、黒潮盃では先行できず苦戦しましたが、この距離で楽に3, 4番手が取れれば同世代の牝馬相手なら十分勝ち負けが狙えそうです。
また、岩手からは重賞7勝を含めて水沢競馬転入後は9戦8勝と圧倒的な強さを誇るラブリーデイ産駒のミニアチュールが参戦。7月のひまわり賞以来の騎乗となる山本聡騎手への乗り替わりで挑みます。左回りダートで3戦3勝ということもあり、牡馬相手の東北優駿でも4馬身差で勝利していることから、こちらも遠征のリスクはありますが南関東勢にとっては脅威といえます。
南関東勢では前走でサルビアカップを使っている上位3頭のコパノリッキー産駒のマテリアルガール、2着のノヴェリスト産駒のメイドイットマム、3着のダンカーク産駒のスギノプリンセスがそろって参戦を予定していますが、ショウガタップリやミニアチュールといった強豪相手にどこまでやれるのか、過去33開催すべて南関東馬が勝利してきたレースだけに、遠征馬が新たな歴史を刻むのかも含めて楽しみな一戦となりそうです。