今週土曜東京10レースは芝1400mで行われる3歳以上3勝クラスのハンデ戦、奥多摩ステークスが開催です。スプリンター、マイラーともに使いやすい距離設定ということもあり、様々な路線から有力馬が参戦するレースです。今年は15頭立てでの少頭数での開催となります。
過去5年のデータをみると、2018年と2019年は別定戦だったものの、上位人気馬が毎年2着以内に食い込んでおり、2019年には11番人気のライラックカラーなど穴馬の台頭こそあるものの、軸馬選定に上位人気馬は欠かせないレースといえそうです。
穴で狙うなら二桁人気馬で、ライラックカラーのほか、2020年には15番人気のウィンドライジズが2着に入っており、2番人気のビッククインバイオが勝利したものの馬連で万馬券の高額配当を演出しました。ここ2年は上位人気馬が独占といえる内容が続いていますが、馬券のヒモには二桁人気馬を入れておくと思わぬ高配当も狙えるレースとなっています。
昨年のフローラステークスで2番人気に推された素質馬ラスールが昇級初戦の前走で3着とまずまずの成績を収めており、今回も圧倒的な人気で先行することになりそうですが、中一週と詰めた参戦で、フローラS後は1年4ヶ月に及ぶ長期休養を挟み、この9月にようやく復帰したところという点で不安要素がないわけではなく、展開的には後方から進むハーツラプソディあたりに妙味がありそうです。
また、ダートから久々に芝へ戻ってきたタイキスウォードも台風の目となりそうで、当日も人気薄が予想されるだけに穴馬として狙ってみたい二頭と言えそうです。