今週日曜東京10レースは、3歳以上3勝クラスの牝馬限定戦のユートピアステークスです。今年は14頭での開催が予定されています。2018年、2019年は芝1600m戦だったこともあり、今年と同じ芝1800mで行われた過去3年のデータをみると、牝馬限定戦らしいスローペースからの決め手勝負となりやすいレースとなっています。
決め手勝負だけに狙い目は差し馬となっており、血統面でみると父ハーツクライ系の産駒の成績が非常に優秀となっており、今年の出走予定馬では石川騎手が引続き騎乗予定で、前走のレインボーステークス3着と、昇級初戦でも勝ち負けを演じたインザオベーションのみとなっており、軸馬としては最適といえるかもしれません。
同じ4歳牝馬のカナテープにモレイラ騎手が騎乗することもあり、抜けた1番人気が想定されていますが、過去の戦績をみると上位人気支持で大敗を喫するシーンもあり、今回は昇級初戦なだけに、東京芝コースで【3,2,0,0】と連対率100%かつ勝率も60%と抜群の相性は誇っているものの、あまりに人気するようなら危険な人気馬となるかもしれません。
昨年の勝ち馬のルージュエヴァイユは、その後はエプソムカップでジャスティンカフェ相手に2着、さらに続く府中牝馬ステークスで府中牝馬ステークスでは逃げ切りで勝利し、今週のエリザベス女王杯にも登録のあるヴィブロス相手に2着と、勝ち星には恵まれていないものの上のクラスで勝ち負けができており、今年の勝ち馬の今後にも注目したいレースですね。