来年から大幅に変更される日本のダート路線ですが、それを見越したかのように多くの馬が登録しているのが土曜東京9レースに組まれているダート1600mで行われる2歳オープンのカトレアステークスです。今年は登録22頭が集まり、当日もフルゲート16頭で開催される見込みとなっています。
2020年の勝ち馬には今年のフェブラリーステークスの勝ち馬でドバイ遠征では結果が出なかったものの復帰初戦の南部杯は楽勝となっているレモンポップがおり、昨年の勝ち馬のコンティノアールも、今年のサウジダービー、UAEダービー、ケンタッキーダービーと、世界各国の一流馬との対戦を果たすなど、勝ち馬の今後にも注目したいレースです。
過去3年で2勝を挙げているドレフォン産駒は注目でしたが、今年はドレフォン産駒の登録が残念ながらありませんでした。
人気別でみると1番人気馬、2番人気馬の連対率が高く、抽選になるだけに当日のオッズ次第となりますが、極端な穴狙いは禁物といえそうです。
上位人気想定馬の中では、前走7馬身差圧勝のインパクトが強いパイロ産駒のラタフォレストは近親にフェブラリーステークスや東海ステークスを制するなど息の長い活躍を見せたインティがいる血統背景で、先々楽しみな1頭です。
またソダシが引退したこともあり、白毛で注目したいヘニーヒューズ産駒のアマンテビアンコも、祖母シラユキヒメからユキチャンと続く牝系となっており、前走のプラタナス賞では1番人気支持を受け3着と敗れたものの、勝ち馬のイーグルノワールは先日行われた兵庫ジュニアグランプリを制しておりレベルの高い一戦を経験して叩き2戦目となるだけに、さらなる前進が見込めそうです。
そのほかにも前走のJBC2歳優駿でフォーエバーヤング相手に2着に入ったキズナ産駒のサンライズジパングも登録しており、激戦区となった今年ですが、レベルの高いレースが期待できそうですね。