今週日曜日はジャパンカップにどうしても注目が集まりますが、穴党には魅力的なフルゲート必至のハンデ戦が、日曜京都11レースに組まれているダート1900mで行われる3歳以上オープン戦のカノープスステークスです。

メンバーには昨年の浦和記念を制しているクリノドラゴンや、今年の大沼ステークス、マリーンステークスを連勝しているペプチドナイルもおり、ダート中距離は層が厚いと改めて感じさせられるレースとなっています。

同名レースの開催が過去にないこともあり、データ面からの予想が難解なレースとなっていますが、ハナが切れれば再度の圧勝もありえると見て、パイロ産駒のテーオーリカードに注目したいと思います。

デビュー戦は2番手追走から抜け出して勝利したものの、それ以降1勝クラス卒業まで5戦を要し、続く2勝クラスは逃げ切りで連勝を果たすも、ミックファイアが制したジャパンダートダービーに参戦し7着と敗退するなど、安定とは程遠い戦績を残してきていますが、ハナを切れたレースだけに着目すると好成績を収めており、特に近走ではハナを切って3連勝となっています。

特にジャパンダートダービーから休養をはさんで古馬との初対戦となった前走の3勝クラス花背特別では、後続を8馬身ちぎる楽勝となっており、もろい面こそあるもののハナが切れれば強敵相手でも勝ち負けが狙える1頭といえそうです。また京都ダートコースで2戦2勝と舞台設定もよいのは魅力です。

頭数が多いこともあり、同型の動向が気になるところですが、ライバルとなりそうなのはペプチドナイルのみと先行争いはそこまで激化しそうにはありません。

ジャパンカップの裏開催という状況で、この馬に乗りなれており3勝を挙げている岩田望来騎手を確保できたのは吉と出そうで、上位人気想定にはなりますが、積極的に狙いたい一頭です。