【ジャパンカップ2023予想】ダノンベルーガ、距離延長は条件好転

東京競馬の日曜12Rは、いよいよ国内競馬の最高峰「ジャパンカップ」が開催されます。世界一のレーティング129で世界最強と称されるイクイノックスと、3歳牝馬三冠のリバティアイランドが対決するということで、非常に楽しみなレースになっています。2強対決が最大の注目カードとされていますが、その2頭を含むG1馬8頭が出走とメンバーは豪華。今年もハイレベルな激戦が繰り広げられそうです。

その中で注目しているのは、4歳牡馬のダノンベルーガです。イクイノックスやドウデュースと同期でかつては有力なライバルとも呼ばれ、クラシック路線ではむしろその2頭よりも高い評価を受けていました。しかし、クラシック競走では無冠に終わり、その後もG1を中心に常に4番人気以上に推されつつも、未勝利のままです。

イクイノックスやドウデュースとのライバルという称号は薄れつつありますが、今回のジャパンカップで再びライバルの存在を示し、初のG1制覇を果たせることができるかどうかに注目が集まります。

新馬戦と2戦目の共同通信杯での勝利で注目を集めましたが、結果がついてこなかったことで以降は評価は低下。ただ、今回は久々の2400mという点で評価を再び上げたいところ。

今年初戦のドバイターフでは1800mで2着と好走していますが、その後の札幌記念で4着、天皇賞・秋でも4着とハイレベルな2000m戦で善戦しています。昨年の天皇賞・秋でも3着に好走した素質馬ですし、デビュー戦の東京2000mや東京1800mの共同通信杯での勝ちっぷりからも、距離は延びて良いはず。近走は適性がさらに2000m以上の距離にスライドしているような気配もあり、距離延長は好転と見ています。

手綱を握るモレイラ騎手とはドバイターフから今回で4戦連続のコンビということで、騎手もこの馬の特徴は手の内に入れているはずでしょう。イクイノックスが参戦ということで世界も注目する今年のジャパンカップ。このレースで最強馬を降して悲願達成となるかに注目です。