今週木曜日の船橋競馬場では、ダート1000mで行われる3歳以上オープンの電撃戦、船橋記念が開催されます。1着賞金1200万円となっており今年は14頭が登録してきました。
このレースを引退レースと定めているコパノリチャード産駒のキモンルビーは、前走の柿生スプリントを逃げ切りで勝利しており、6歳にしてまだまだ進化中といえる逃げを披露しています。アフター5スター賞こそ疾病で出走取消となったものの、川崎スパーキングスプリント、習志野きらっとスプリントと、出場機会3連勝で来ており、有終の美を飾れるか注目が集まります。
習志野きらっとスプリントでキモンルビーに半馬身及ばず2着となったギシギシも注目の一頭で、キモンルビー不在のアフター5スター賞をきっちり勝利し、その後は東京盃競走、JBCスプリントと強敵との対戦を経ており、念願の再戦となります。
その他には善戦が続くクロフネ産駒のブンロートも、脚質自在といえる戦績をここ3戦残しており有力視されています。逃げ切りで勝利したと思えば追い込みでも結果を残しており、馬群で揉まれると思わぬ脆さも露呈しそうですが、スムーズに走れればキモンルビー、ギシギシに割って入るだけの実力は持っています。
また、2021年の川崎スパーキングスプリントを制しているカプリフレイバーも、二桁着順が続いた中で前走のカムイユカラスプリントで3着に入り復調の兆しを見せているだけに、穴で狙いたい一頭と言えそうです。
そして、前走のカミイユカラスプリントを制して気負いに乗るラブリーデイ産駒のプライルードはまだ4歳ということで世代交代を目指す1頭となっていますが、今回は相手関係が強力なため今後を占う試金石ともなるでしょう。
多士済々のメンバー構成となりましたが、キモンルビーが引退に華を添えるか、ライバルたちがそれを阻むか。楽しみな一戦となりそうです。