今週の土曜日、中山競馬場では牝馬限定のハンデ戦「ターコイズステークス」が開催。中山マイルで牝馬限定のハンデ戦といかにも荒れそうな条件で行われる同レース。
3連覇のかかったミスニューヨーク、秋華賞・8着から参戦するコナコースト、同9着ヒップホップソウル、ヴィクトリアマイル・5着から参戦するサウンドビバーチェなど、今年も難解なメンバーが揃いました。絶対的に抜けている馬は不在で、今年も伏兵の台頭は十分ありそうな気配です。
そんな中で穴馬として注目しているのはゴールドシップ産駒の4歳馬ウインピクシスです。
デビュー戦を1番人気で勝利し、その後はクラシック路線も期待されていましたが、肺出血や骨折というアクシデントがあり、引退まで囁かれた馬。しかし、見事に復活を果たして順調に勝ち進み、オープン入りまで達成した頑張り屋さんです。
今年は春の福島牝馬S・13着の後、三か月の休み明けとなったクイーンSでは、今年のオークスでリバティアイランドの3着に好走している実力馬ドゥーラの2着にいきなり好走。続く前走の福島記念でも見せ場十分の4着と好走。差しが有利な展開で、先行して掲示板に残ったのはこの馬のみでした。
久々のマイルをどう見るかで意見も分かれそうですが、1800mで実績を重ねてきている先行馬ということで、プラスと見るファンも少なくないはず。さらに今週は平日に雨も多く、金・土も雨ということで、馬場が渋ってくる可能性は高そうです。馬場不問の同馬にとっては好都合で、紛れの起きやすい中山マイルでタフ馬場となれば、この馬が浮上してくる可能性は十分。
鞍上は戸崎騎手と初コンビとなりますが、これまでウインピクシスに乗った騎手の中で一番中山競馬場で勝っている騎手です。今回の出走馬16頭に乗っている騎手の中でも一番の騎手への乗り替わりですから、過去一の勝負レースと言ってもいいかもしれません。
ということで今年のターコイズSは、ウインピクシスの激走に期待した馬券で勝負したいと思います。