今週末はいよいよ中央競馬年末のグランプリ有馬記念が中山競馬場で開催されますが、木曜日の名古屋競馬場では名古屋グランプリが開催されます。
2021年までは芝とダートの違いこそあれ有馬記念と同じ2500mで行われていましたが、2022年から名古屋競馬場の移転にともない2100mへ条件が変更となりました。2Fの短縮となりましたが引き続き非根幹距離という特殊な設定は変わらず、今年は逃げ、先行激化が見込める面白いメンバーが揃いました。
生粋の逃げ馬として牝馬戦での活躍が目立つ逃げてしぶといテリオスベルと、今年のジャパンダートダービー3着、前走の浦和記念では古馬相手に2着と健闘を続けるミトノオーがともに参戦を予定しており、どちらもハナを切りたいだけに、先行争いが見どころです。
反面勢いは前走で浦和記念を制した末脚が持ち味のディクテオンにあり、今回は名古屋競馬場に舞台は変わるものの、前走では2週目の向こう正面からまくり気味に進出して押し切っていることから、名古屋のコースにも十分対応は可能と思われます。
牝馬ではテリオスベル以外に牝馬限定のグレード競走を4勝しており、今回は試金石といえる参戦となるグランブリッジも登録しており、中央勢のレベルが高いレースとなっています。
2019年から昨年まで1番人気馬が4連勝中となっており、今年もトレンドは続きそうな気配はありますが、元中央馬で重賞で好勝負を演じてきた古豪のアナザートゥルース、今年だけで重賞を3連勝しているセイカメテオポリスは、実績を考えると人気が落ちそうなだけに、馬券妙味もある穴馬となりそうです。