有馬記念は武豊騎手とのコンビが復活したドゥデュースが見事勝利し、3歳クラシックをともに戦ってきたイクイノックスが引退、種牡馬入りする中で、来年の凱旋門賞への再挑戦を示唆するなど、来年も楽しみな1年になりそうな余韻を残して終わりました。
中央開催はあと1日、ホープフルステークスがまだ残っていますが、有馬記念同様豪華メンバーが集うのが、今週29日に大井競馬場で行われる東京大賞典です。
アメリカのブリーダーズカップクラシックは追い込み届かず5着敗退となったものの、今年のドバイワールドカップを制しているウシュバテソーロ、前走のJBCクラシックでモレイラ騎手と見事勝利を飾ったキングズソード、そして南関東無敗の三冠馬となったミックファイアが上位人気想定となりそうです。
その他の中央勢も豪華メンバーが揃っており、チャンピオンズカップ組からは勝ち馬のレモンポップの出走こそないものの、2着のウィルソンテソーロは前走で波乱の立役者となった原騎手騎乗で悲願のJpn1勝利を目指して参戦、そして3着のドゥラエレーデもようやく復調の兆しを見せており、再度の馬券圏内も十分狙えそうです。
そのほかにも今年のコリアカップ2着のグロリアムンディ、ルージュバックの半弟で今年ようやくオープン勝利を果たして充実期を迎えているテンカハル、さらにスランプが長く続いてきたノットゥルノもJBCクラシックでキングズソードの2着に入り久しぶりの連対を果たして、勢いのある武豊騎手に手綱が戻るところは注目したい点です。
9頭立てと寂しい頭数になりましたが、中央勢のレベルが例年以上に高い年に思え、地方代表といえるミックファイアがこのメンバー相手にどこまでやれるのか、楽しみな1戦となりそうです。