中京競馬と言えば1200mのフルゲート。今年のCBC賞は、18頭が揃いフルゲートとなってくれたため、名物条件で行われることになりました。メンバーも今年は豪華で、スプリンターズステークスの勝馬で10歳馬の古豪スノードラゴンをはじめ、昨年のスプリンターズステークスでそのスノードラゴンに先着となる3着に好走した快速馬ワンスインナムーン、今年の3月に今回と同じ中京競馬場で行われた3歳重賞ファルコンステークスで2着となったアサクサゲンキ、今年のオーシャンステークスで3着と好走し前走オープンの安土城ステークスを勝利したダイメイフジ、昨年のCBC賞で2着だったセカンドテーブル、3着のアクティブミノルなど、短距離界で活躍中の猛者が集まりました。

そんなメンバーの中で今回とくに注目しているのはナリタスターワンです。ナリタスターワンは、昨年夏の北九州記念で2着となった実績の持ち主ですが、今年に入ってからの3走は6着、17着、7着と結果がでていません。しかしながら、着差で言うと17着はさすがに大敗でしたが、あとの2戦は勝馬との差は0.8秒、0.5秒とそこまでの差はない競馬をしています。特に前走の鞍馬ステークスでは、4着から9着までの馬がCBC賞での再戦となるのですが、0.4秒差の中に6頭がひしめき合う大接戦でした。その中でもナリタスターワンは先行してそこからじわじわと粘っての7着でした。

ゴール前の直線は目立ちませんでしたが、スタートが良いのが同馬の武器。後は展開が嵌るかどうかとなるのですが、昨年のCBC賞は勝馬こそ追い込みでしたが、逃げ馬が3着で2番手の馬が2着だったように、開幕馬場での前残り傾向が強いようです。

ナリタスターワンは昨年のCBC賞で6着とまずまずの結果だったのですが、道中は9番手とこの馬の理想とする位置取りより少し後ろでした。そこから伸びかけて6着だったのですが、もう少し前で競馬ができていれば結果も違っていたはずです。

この馬の戦績を見ると、前回馬券に絡んだのが5戦前、その前に馬券に絡んだのがさらに5戦前の10戦前となっております。たまたまと言えばたまたまなのでしょうが、5戦ごとに連に絡んでおり、今回は最後に連に絡んでからちょうど5戦目となります。オカルト予想にはなりますが、夏の時期は走ってくれる馬でもあるので、そろそろ一発に期待したいところです。

鞍上の太宰騎手とは前走からコンビを組んでいるのですが、初騎乗でナリタスターワンが得意とする先行策をしっかり取っていたし、相性は悪くなさそうです。太宰騎手が今年一番勝っているのが中京競馬場という点も見逃せません。

ということで、先行できる強み、オカルトながら好走するタイミング、そして太宰騎手とのコンビと太宰騎手が得意な中京競馬場ということで、ナリタスターワンが穴を開けてくれることに期待した馬券で勝負したいと思います。