大晦日に大井競馬場で開かれる東京2歳優駿牝馬は、1着賞金が2000万円と高額な上、勝ち馬が3年連続で翌年の南関東牝馬クラシックを制している出世レースの一角で、大晦日の風物詩とも言えるレースとなっています。
2020年は2番人気のケラススヴィアが逃げて後続を突き放して勝利、2021年はスピーディキックが5番人気の伏兵扱いながら豪快な追い込みで勝利、そして昨年は2番人気のメイドイットマムがあっという間に後続を突き放し4馬身差で楽勝となっており、いずれも1番人気ではなかったものの、翌年につながっていることから、今年の勝ち馬も人気問わず来年の活躍が期待されます。
6年連続で南関東所属馬が勝利しているレースですが、昨年の勝ち馬メイドイットマム、一昨年のスピーディキックはともにデビューがホッカイドウ競馬でした。
デビューから南関東で走っている馬では2019年のレイチェルウーズ、2020年のケラスケヴィアが勝利していますが、いずれも無敗でこのレースを制していることから、ホッカイドウ競馬デビュー組は早めデビューによる豊富なキャリア、南関東デビュー組は勢いが重視されるレースと言えそうです。
前走のローテーションではローレル賞組の相性がいいものの、2着馬、3着馬など勝ち馬以外は厳しい内容となっており、狙うならシンプルにローレル賞1着馬になりそうです。
今年はミスカッレーラが連勝中で出走を予定しており、南関東デビューで連勝中だけにデータ的にも狙い目の一頭です。
ここ数年は5番人気以内の馬が勝利しているものの、1番人気馬が苦戦を続けており、今年も当日のオッズを見ながら手広く馬券検討が必要になりそうです。