2023年の地方競馬のラストを締めくくる東京大賞典がいよいよ開催。9頭と少し寂しい頭数となりましたが、そのメンバーはまさに少数精鋭。
ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロをはじめ、中央ダート最強馬決定戦のチャンピオンズカップで2着となったウィルソンテソーロ、3着のドゥラエレーデ、秋のJBCクラシックを4馬身差で快勝したキングズソード、そしてそれら中央馬の猛者たちに挑むのが地方馬代表として無敗の7連勝中のミックファイアとなかなか見所たっぷりのメンバーとなりました。
その中で注目しているのは、ハーツクライ産駒の4歳牡馬ノットゥルノです。3歳時にジャパンダートダービーを制した実力馬で、昨年の東京大賞典で2着、そして今年のJBCクラシックでも2着となかなかの実績の持ち主です。大井の2000mは同馬にとってはベスト舞台で、3走ぶりに主戦騎手である相棒、武豊騎手に手綱が戻る点も好材料です。
前走のチャンピオンズカップで8着となっているように、一度好走しても続けて結果が出ずに負け続けるようなムラ駆けタイプという印象もあり、買い時が難しい1頭でもありますが、前走からは条件が大幅に好転。
この馬に関してはとにかく馬体重が絞れているかどうかがカギで、JBCクラシック・2着時は27kg減で511kg、昨年の東京大賞典・2着も516kgと馬体が絞れていました。好走している時は大体510kg台に絞れており、レース本番での動きもやはり軽快です。
前走のチャンピオンズCは11kg増えて522kgと増えていましたので、今回どれだけ絞れているかによっても評価が分かれそうです。510kg台での出走なら軽視は禁物でしょう。