【東京新聞杯2024予想】展開の利あるコナコーストに期待

東京競馬に日曜メインは後のG1ウイナーを多く輩出してきた注目の一戦「東京新聞杯」が開催。

今年も様々な路線から素質馬が揃いましたが、そんな中でもとくに有力視したいのはキタサンブラック産駒の4歳牝馬、コナコーストです。

昨年の桜花賞では同期の三冠牝馬リバディアイランドに次ぐ2着に好走した素質馬です。続くオークスでは7着、秋華賞では8着とその後のクラシックでは結果を出せず、メンバーの格が落ちた前走のターコーイズステークスで巻き返しを狙うも、ここでも10着敗退と不甲斐ない結果が続いています。

ただ、オークスでは出遅れ、秋華賞は初の逃げ戦法がハマらず、前走も枠とペースに泣かされるかたちと条件が合わなかった印象。前走は中山のマイルで敗退でしたが、距離が敗因だったとは言えないでしょう。ペースが落ち着いて馬群がバラけなかった為、内を立ち回った馬に展開が向いたかたちで終始外を回されたのでことで不発に終わっただけという見方ができます。阪神マイルの桜花賞を見る限りマイルは合わないということはなさそうで、展開面がより重要となってくるでしょう。

今年のメンバーは先行馬が揃った印象が強く、ペースは流れそうな気配。かなりスローペースだった秋華賞で全くダメだった所を見ると、緩いペースで行っての速い脚比べは不向きなのかもしれません。鞍上が鮫島騎手から戸崎騎手に乗り替わりとなることで位置取りの意識も変わってくる可能性が高いので、淡々とした流れをある程度の位置から競馬ができれば、最後は抜け出して見せ場を作ってくれるのではないでしょうか。

人気もそこまで集まらなそうな気配があり、馬券妙味もたっぷりありそうな1頭です。激走に期待して有力視したいと思います。