【プロキオンS予想2018】美浦のホープ、ブラゾンドゥリスで重賞初制覇なるか!?

今年ノボバカラの高松宮記念でG1初騎乗を果たした美浦の武藤雅騎手。先週の開催終了時点で関東リーディング10位の27勝を挙げている非常に頼もしいジョッキーです。同じ美浦から藤田菜七子騎手ともども、今後さらに競馬界を盛り上げて行って欲しい若手世代の1人です。

昨年の24勝を上回る成績を早々と達成していることから騎乗依頼の増加や馬質の向上などもあるのでしょうが、重賞勝利は未だつかめていません。そこで今回こそチャンスなのではないか、と思われるがブラゾンドゥリスで挑む日曜中京のメインレース、プロキオンステークスです。

前走のアハルテケステークスでは2番人気と見込まれた形になりましたが15着で大きく期待を裏切る大敗となりました。ただ、これまでの戦績からマイルは微妙に長いというのは見て取れたたまえ、前走の人気は鞍上のルメール騎手に引っ張られた過剰人気だったと見たほうが良いかもしれません。1ハロン短縮となり得意な距離となる今回は改めて見直したいところ。

どちらかと言えば先行タイプの馬なので、逃げ馬の多い今回は展開が気になるところですが、昨年のギャラクシーステークスでは追い込む競馬で上位入線も果たしているように、何が何でも前に行くタイプというわけではなく、脚質には幅がありそうです。

別定戦だけに、ダート重賞常連のインカンテーション、キングズガードなどと斤量1kg差というのは少し厳しいかもしれませんが、中京ではこれまで【1-0-1-2】と複勝圏内に50%と相性の良いコースでもあり、中央重賞でこれまで少し足りなかった部分を補い一発を見せられるかもしれません。

また、前走二桁着順の馬を重賞では中々買いにくいかもしれませんが、過去5年で見ると2014年3着のガンジスや昨年3着のブライトラインなど、穴馬としては悪くないのかもしれません。そして、騎手の側からみれば、土曜日の福島開催では10Rに騎乗する武藤騎手ですが、日曜は3Rのみと、この馬のために中京に参戦するとみられる心意気にもぜひ一票投じてみたい気持ちにさせられます。