京都競馬の日曜メインは歴史ある重賞「京都記念」が開催。ビッグレースを見据えた有力馬が集結するハイレベルな一戦です。
今年はG1馬こそ不在ですが、アフリカンゴールド、バビット、プラダリア、べラジオオペラなど4頭のG2勝利馬や、重賞勝利馬のマテンロウレオ、ラヴェル。重賞未勝利ながらG1・2着の経験があるルージュエヴァイユなど、実力が拮抗した出走馬が揃いました。
その中で今回とくに注目しているのは、ディープインパクト産駒の5歳牡馬プラダリアです。これまでG2で2勝しており、出走馬の中でも実績は上位。
前走の有馬記念は14着と大敗しましたが、走破時計が速すぎた印象もあり、直線では坂の上りで一杯になってしまいました。2走前の京都大賞典では3番手の最内を追走し、直線抜け出して快勝と見事な勝ちっぷり。上がりが速くならない持続力が問われる展開ではやはり強い競馬をしてくれます。
また、京都大賞典は開幕週でしたが重馬場で悪化しており、力の要る馬場となった点もこの馬に向いたという印象です。同じ京都で今回は距離が2200mになる点も好材料ですし、今のタフな京都の馬場も向きそうです。
これまでワンパンチ足りない競馬も目立っていた馬ですが、京都大賞典のように条件がハマればディープボンドやボッケリーニといった好メンバーを相手に勝ちきれるくらいの実力は兼ね備えている馬です。
枠も3枠3番と内目の好枠を引けていますし、今回も好条件は十分に揃っています。本来の力を十分に発揮できそうな今回は有力視したいと思います。