【ダイヤモンドステークス2024予想】ハンデ49kgの軽量魅力!トロピカルライトの激走に期待

東京競馬の土曜メインは、中央の名物長距離レース「ダイヤモンドステークス」が開催。馬・騎手ともに適性面が大きく問われる一戦となります。

今年もエリザベス女王杯で6着に入ったサリエラや、ステイヤーズステークスで2着に入ったテーオーロイヤル、同レースで4着の成績を収めたワープスピードなど中長距離路線で活躍するメンバーが集結しましたが、中でも注目したいのはキズナ産駒の4歳牝馬トロピカルライトです。

前走で1勝クラスの足立山特別を快勝しての参戦となりますが、他の出走馬がすべてオープンクラスであることを考えると格下の位置付けとなります。

それでも長距離における適性はメンバーの中では上位。前走の2600mのレースで後方から追い込みを見せ、2勝目を挙げました。初勝利も同じく2600m戦であり、長距離適性は十分。

1勝クラスを勝ち上がるのに少々時間を要しましたが、3走前の磐梯山は騎乗ミス、2走前は前残りの差しきれずと噛み合わないレース続きでした。本来3勝クラスにあがってもおかしくない能力はあり、ここは侮るべきではない1頭であると感じる。

これまでの戦績から小回りでタフな馬場を得意としている印象を受けるが、東京コースも【0-1-3-1】と決して不得意ではなく、1600mのデビュー戦以外では全てのレースで上がりトップ3の末脚を見せていることからも、スタミナに関しても期待できる。

さらに今回はハンデが49kgとかなり恵まれている。トップハンデの馬と10kg近くも軽い斤量で臨める点は大きなアドバンテージで、軽量を生かした積極策を打っても面白そうだ。

鞍上の丸田恭介騎手がここまで酷な調整をこなしてきた点も流石で、ここは掴んだ大きなチャンスを何とか結果へ繋げてもらいたいという応援の想いもある。勝ち切るとなると難しいかもしれないが、今回の条件を考えると好勝負は十分に可能な1頭であると見て、馬券に組み込みたい。