今週からは阪神競馬が開幕。開幕週を飾る重賞は高松宮記念に向けた前哨戦「阪急杯」が開催。スプリント路線からだけでなく、マイルや中距離路線からも多数の有力馬が参戦。
1400mの適性で見るなら評価したいのはメイショウチタンだ。
阪急杯は過去二度出走しており、2021年に6着、2023年に15着といずれも結果を出せていないが、2021年にマークした持ち時計1分19秒8はメンバー上位。さらにキャリア成績は【4-3-3-24】となっており、馬券圏内に好走した10走中9走は1400mという1400m巧者。阪神の1400mは同馬にとって絶好の舞台と言って良いだろう。
前走のコールドムーンSは13着に敗退しているが、舞台はダートの1400mだった。芝と比べて先行争いも激しいダートでは苦しかった印象。芝へ戻る今回はパフォーマンスも上がってくる可能性が高い。
また、今回は有力な逃げ馬候補としても注目を集めており、積極策を展開すれば面白い1頭になってくる。同型にアサカラキングがおり同馬との兼ね合いもカギとなってきそうだが、マークはあちらの方が厳しくなりそうで、先に行かせて得意の粘り強さで最後まで上位争いを演じる展開も十分考えられるだろう。
重賞レースではワンパンチ足りない競馬でこれまで結果を出せてこれなかったが、前へ行ける伏兵馬で得意の距離、得意のコースとなればアッと言わせる競馬を見せてくれる可能性も十分。狙い目の1頭として有力視しておきたい。