今週日曜中山メインレースは2着までに桜花賞への優先出走権が与えられるトライアルレース「アネモネS」です。
過去5年のデータをみると、先行馬が4勝と前有利になっていますが、前走で逃げた馬は結果が残せておらず、今年の登録馬では前走のひいらぎ賞で5着に粘ったトーアアイギスが対象となっています。
ローテーションでみると、前走で1勝クラスを使っていた馬が好調で、中でも菜の花賞組の相性がよいレースとなっていますが、今年は菜の花賞組の参戦がなく予想が難解といえそうです。
血統面でみると父キングカメハメハ系、もしくは母の父がキングカメハメハの馬の戦績がよく、今年の出走予定馬では父ドゥラメンテのラヴスコールのみが該当。母の父ファイブブレイクは日本ではなじみのない血統ですが、母は英国G3のコーラルチャージスプリントステークスの勝ち馬で、血統的にも魅力は十分です。
前走のフェアリーSでは最内枠スタートから控えて中団内を追走し、直線でも内目から伸びて3着に善戦。惜敗ではありましたが、狭い馬群を割って抜け出して0秒1差の3着なら、負けて強しの内容と言って良いでしょう。
騎乗する横山和生騎手にとっても昨年のトーセンローリエに続くアネモネステークス連覇がかかっており、弟の横山武史騎手でデビューから3戦していますが、今回は兄弟での乗り替わりでテン乗りとなります。横山武史騎手のお手馬のコラソンビートが同日のフィリーズレビューを予定しているということもあっての乗り替わりだと思われますが、こちらも勝って牝馬クラシックへ名乗りをあげることができるかに注目です。