【金鯱賞2024予想】ドゥラメンテ産駒のシーズンリッチ、開幕馬場を味方に先行粘りこみを!

今週から始まる中京競馬場では、日曜日にG2「金鯱賞」が行われます。第60回目となるこの歴史ある金鯱賞は、G1戦線に向かう素質馬がその頭角を現すレースとして知らています。

かつては、サイレンススズカの大差逃げ切り勝ちや昨年のプログノーシスによる初の重賞制覇など、多くの名勝負がありました。今年は、連勝を狙うプログノーシスや昨年の菊花賞覇者であるドゥレッツァなど、注目の馬が揃いました。

その中で注目されるのは、明け4歳馬、ドゥラメンテ産駒のシーズンリッチです。ドゥレッツァも同じドゥラメンテ産駒であり、菊花賞では離されましたが、今回斤量はドゥレッツァが59kgなのに対して、シーズンリッチは57kと2kg差があり、斤量では有利な状況です。

また、シーズンリッチはG3を勝ち上がっており、得意な条件が揃えば勝機は十分。菊花賞では思わぬ逃げ戦法をしたドゥレッツァももともとは差しタイプ。開幕馬場で前目で競馬のできるシーズンリッチには展開も向いてくる可能性が高そうです。

ドゥレッツァにとって最大のライバルであるプログノーシスも差しタイプであり、シーズンリッチとの競り合いが見どころとなりそうです。それでもシーズンリッチの成長力も十分に魅力で、調教の上り時計も向上。開幕馬場での競走を有利に進め、先行粘りこみを成功させることが期待されています。

昨年はダービー・7着、神戸新聞杯・10着、菊花賞・12着と近3戦は惨敗続きですが、昨年春の毎日杯は強い勝ち方で勝っており、本来持っているポテンシャルは高い1頭です。

距離もクラシックディスタンスは少々長すぎたという印象もあるので、前走から一気に短縮される2000mなら、スムーズに前目に付けて勝ち切ることも出来るのではないだろうか。