今週日曜阪神10レースに組まれているのは、ダート1400mで行われる4歳以上3勝クラス「鳴門S」です。

過去5年の連対馬をみると、2019年の2着馬シヴァージは後に芝路線に切り替えてシルクロードステークス勝利、スプリンターズステークス3着など、G1路線でも互角に戦えており、2022年の勝ち馬ケイアイドリーは、昨年の北海道スプリントカップを制し、今年はサウジ遠征も果たす活躍を見せています。

過去5年のデータでは、1番人気から3番人気までの上位人気馬が総崩れしたのは1度しかなく、2021年の6番人気コカボムクイーン、14番人気ソーラーフレアで決着した年も、3着には1番人気のサダムスキャットが入っており、馬券の軸は上位人気馬からいくのがセオリーなレースと思われます。

今年は3勝クラスに入り3着、2着と着実に着順をあげてきているドゥラメンテ産駒のエルゲルージが前走に続いてデムーロ騎手で挑む予定となっています。先日の弥生賞勝利など、今年は例年より存在感を増している鞍上だけに今回も勝ち負けが期待できそうです。

ディーマジェスティ産駒のペプチドタイガーも未勝利戦を8馬身差の大楽勝で突破して以降は、すべて3着以内と堅実な走りをみせており、阪神ダートは2勝と得意な条件。今回は岩田望来騎手とのコンビで挑む予定となっていますが乗り替わりも問題なさそうです。

川田騎手で未勝利から3連勝後、前走の河原町ステークスでは1番人気3着となったロードカナロア産駒のロードアウォードも今回は川田騎手に手綱が戻り巻き返しが期待できます。

シヴァージ、ケイアイドリーに続く活躍馬が出ても不思議ないラインナップとなっただけに、今年の上位組の今後にも注目したいですね。