26日は高知競馬場でJpn3️「黒船賞」が開催。ダート1400mで行われ、現在では高知競馬場唯一の交流重賞となっている貴重な重賞です。
第一回は地元高知所属のリバーセキトバが制したものの、中央馬優勢のレースとなっており、近年では2018年のエイシンヴァラー、2022年のイグナイターが兵庫所属馬として勝利しています。特にイグナイターはその後JBCスプリントを制しており、今年はフェブラリーステークスに参戦後、ドバイ遠征も予定されており、イグナイターに続ける大物が地方から現れるのかも注目となっています。
JRA勢ではサマーチャンピオンからJpn3を3連勝中と勢いに乗るサンライズホークが4連勝を目指して登場します。5月のかしわ記念出走でも上位人気が想定されるだけに、ここはダントツの1番人気となりそうです、そのほかでは交流重賞常連となっているシャマルや、経験豊富なヘリオス、前走では期待に応えられなかったものの再度の重賞参戦で巻き返しなるか期待がかかるマルモリスペシャルが出走を予定しています。
レモンポップやウィルソンテソーロ、ウシュバテソーロなどが不在のため、地方馬でも一発がありそうで期待されるのが、地元高知所属の7歳馬のヘルシャフトです。ウィルテイクチャージ産駒で、これまで26戦15勝となっています。
3歳時にはテーオーケインズに勝利したこともあり、今年は年明けのビオラ特別から3連勝中と負けなしで挑む予定となっており、中央馬に単勝オッズが集中することが予想されるだけに、単勝にも妙味がある1頭といえそうです。
前走の御厨人窟賞は道中好位3番手に付けて追走し、3-4コーナーで早々に先頭に立つと、上がり2位の脚で後続を突き放して快勝。2走前の黒潮スプリンターズCも好位から早めに上がって上がり最速の脚で5馬身突き放して快勝。3走前のビオラ特別はハナを切る積極策で上がりも最速をマークして4馬身差の逃げ切り勝ちと、近3戦の内容は非常に強く、ここへきてさらにパフォーマンスを上げてきています。
前走後も鞍上の吉原騎手は「ポテンシャルの高い馬なので本格化してよかった」と同馬の本格化を認めており、引き続き相性の良い吉原騎手とのコンビで臨める点も好材料です。今の勢いと好調ぶりは目を見張るものがあり、ここは連勝の期待十分でしょう。