中央では桜花賞トライアル、フラワーカップも終わり、来月から3歳クラシックの初戦となる桜花賞が行われますが、地方では一足先に27日に浦和競馬場で「桜花賞」が行われます。ダート1500mで行われるこの一戦は、南関東牝馬クラシックの第一弾という位置付けもあり、注目度は高い一戦。昨年はメイドイットマムが圧倒的1番人気に支持され見事勝利し、2着にも2番人気のサーフズアップが入り堅い決着となりましたが今年はどうなるでしょうか。
過去10年のデータをみると、地元浦和勢が4勝と勝率が高く、川崎所属馬が1勝と劣勢になっています。また、人気のデータを見ますと、1番人気馬が6勝ながら2番人気は0勝と上位人気勢も明暗がはっきり分かれる結果となっており、混戦模様のときは単勝オッズに気をつけて馬券検討は行う必要がありそうです。
前哨戦としてはユングフラウ賞組が3着以内に入る確率が高いものの、不思議と勝ち馬が結果が残せないケースが多く、昨年のユングフラウ賞勝ち馬のサーフズアップも本番は2着となっており、狙うなら2着以下の馬からがよさそうです。
該当馬はユングフラウ賞・3着のモノノフブラック、4着のプリンセスアリー、5着のトレイルリッジ、6着のミモレフレイバー、7着のファーマティアーズ、12着のアニモの計6頭。中でも注目したいのはモノノフブラックで、枠や馬場の差での3着惜敗といった内容で、巻き返しの期待は十分に期待できる1頭です。
当初は先行メインの競馬でしたが秋頃から控える形にも対応できるようになってきており、精神面の成長もうかがえます。地元・浦和所属馬だけに1,2着馬が人気するようなら積極的に狙ってみたい1頭といえそうです。