【桜花賞2024】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

今週のG1は桜の女王を決める一戦「桜花賞」です。上位人気同士で堅く決着したかと思えば、2008年や2015年のように1~3番人気がすべて圏外に飛ぶ波乱も珍しくなく、掴みどころがない一戦という印象もある桜花賞。果たしてどのような傾向があるのでしょうか。今回は過去10年間のデータをもとに桜花賞の傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気が堅実

人気は「2番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「1番人気」と「2番人気」はいずれも複勝率60%と上位2頭はまずまず。勝ち馬は「8番人気」まで幅広く出ておりますが、「10番人気以下」は3着が0回となっており、大穴は全く絡んでいません。2015年は人気薄同士の決着で大きく荒れましたが、近年は比較的順当な決着が続いており、基本的には堅実な決着となる傾向にあります。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 2 3 1 4
2番人気 4 2 0 4
3番人気 1 2 2 5
4番人気 0 0 0 10
5番人気 1 0 2 7
6~9番人気 2 3 5 30
10番人気以下~ 0 0 0 88
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 2 1 1 2
2.0~2.9倍 0 0 0 1
3.0~3.9倍 3 2 0 1
4.0~4.9倍 1 1 0 0
5.0~6.9倍 1 1 1 4
7.0~9.9倍 0 1 1 8
10.0~14.9倍 2 1 1 12
15.0~19.9倍 0 1 2 4
20.0~29.9倍 0 2 1 13
30.0~49.9倍 1 0 3 17
50.0~99.9倍 0 0 0 29
100.0倍以上 0 0 0 57
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2014 450 円 2,540 円
2015 17,370 円 233,390 円
2016 1,950 円 20,330 円
2017 45,330 円 94,890 円
2018 990 円 3,780 円
2019 5,700 円 31,810 円
2020 1,930 円 47,760 円
2021 1,280 円 10,400 円
2022 9,050 円 72,700 円
2023 1,520 円 13,220 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 アスコリピチェーノ 4.0
2 クイーンズウォーク 4.5
3 ステレンボッシュ 6.1
4 スウィープフィート 7.4
5 チェルヴィニア 9.7
6 コラソンビート 13.4
7 ライトバック 18.8
8 イフェイオン 24.5
9 セキトバイースト 30.8
10 タガノエルピーダ 38.9
11 エトヴプレ 40.6
12 マスクオールウィン 53.2
13 テウメッサ 54.7
14 キャットファイト 58.8
15 セシリエプラージュ 65.4
16 ハワイアンティアレ 65.7
17 オオナミコナミ 70.9
18 シカゴスティング 87.4
19 ルージュスエルテ 98.6
20 ボンドガール 113.8
21 ワイドラトゥール 125.8
22 ショウナンマヌエラ 129.9
23 ジューンブレア 146.8
24 クリノハレルヤ 167.9
25 クリノオリーブ 189.9
26 ネグレスコ 265.2
27 オウバイトウリ 278.9

■枠はフラットな傾向&脚質は「差し・追い込み」が好成績

コースは阪神競馬場の芝1600mを使用。枠は「2・4・5・7枠」が2勝ずつを挙げており、勝馬はどの枠からもまんべんなく出ています。全体的に見ても内外の有利不利は少なく、フラットな傾向となっています。

脚質は「追い込み」が最多の4勝を挙げており、連対数は「先行」と「追い込み」が最多タイ、3着内の回数は「差し」が最多となっています。先行馬も好走していますが、3着内に入った30頭中19頭が「差し」または「追い込み」の馬となっており、全体としては後方から進める馬が好走傾向にあります。

阪神の1600mは最初の直線も長くカーブも緩やかなため、ゆったりとした流れになることが多いです。また、最後の直線も約474mと長く、坂もあるため差しや追い込みが決まりやすい特徴があります。このようなコース形態も、差し・追い込みが決まりやすい要因の一つであると考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 1 3 15
2枠 2 0 2 15
3枠 1 2 0 17
4枠 2 1 0 17
5枠 2 1 3 14
6枠 0 2 0 18
7枠 2 0 2 26
8枠 1 3 0 26
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 1 8
先行 3 4 2 30
差し 2 3 7 65
追い込み 4 3 0 45

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 1
-19~-10kg 0 1 1 12
-9~-4kg 4 4 4 54
-3~+3kg 5 4 5 64
+4~+9kg 1 1 0 16
+10~+19kg 0 0 0 1
今回減 6 6 7 90
同体重 2 2 3 15
今回増 2 2 0 43

■前走レースは「チューリップ賞」に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「チューリップ賞」が、参考レースとしての重要度が最も高いレースと言ってよいでしょう。前走着順は、「1着」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。また、勝ち馬は10頭全てが前走で「3着以内」に入着していた馬となっており、勝ち馬は前走で3着以内に入着していた馬から選ぶのが鉄則と言えます。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
チューリップ賞 3 8 6 30
阪神ジュベナイルフィリーズ 2 2 0 5
報知杯フィリーズレビュー 1 0 2 43
デイリー杯クイーンカップ 1 0 1 18
エルフィンステークス 1 0 0 3
シンザン記念 1 0 0 2
朝日杯FS 1 0 0 1
フェアリーステークス 0 0 1 4
アネモネステークス 0 0 0 22
フラワーカップ 0 0 0 9
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 3 2 0 6
G2 1 5 5 61
G3 5 3 5 47
リステッド/オープン 1 0 0 31
1勝クラス 0 0 0 3
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 5 3 3 52
2着 3 3 3 33
3着 2 2 2 16
4着 0 0 0 7
5着 0 1 0 5
6~9着 0 0 2 20
10着以下~ 0 1 0 15

[該当馬] 前走がチューリップ賞だった馬

  • スウィープフィート(1着)
  • セキトバイースト(2着)
  • ハワイアンティアレ(3着)
  • タガノエルピーダ(4着)
  • ワイドラトゥール(13着)
  • ショウナンマヌエラ(14着)

■騎手は「川田将雅」が連覇中

騎手は最多の3勝を挙げている「川田将雅」が好成績。2022年はスターズオンアースで、2023年はリバティアイランドで制しており、今年は3連覇を狙っての参戦となります。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
川田将雅 3 0 1 6
C.ルメール 2 1 2 4
池添謙一 1 2 0 5
岩田康誠 1 0 1 5
M.デムーロ 1 0 0 7
松山弘平 1 0 0 6
吉田隼人 1 0 0 3
武豊 0 3 0 6
戸崎圭太 0 1 0 6
和田竜二 0 1 0 6

[該当馬] 川田将雅騎手の騎乗予定馬

  • クイーンズウォーク