阪神競馬の日曜メインは牡馬クラシック第一弾となる「桜花賞」が開催。年末の阪神ジュベナイルフィリーズの1~3着馬を始め、トライアルのチューリップ賞の1~3着馬、同じくトライアルのフィリーズレビューの1~3着馬が揃っており、現時点での3歳牝馬チャンピオン決定戦としてはこれ以上ないほどの好メンバーが揃いました。
どの馬から買っても面白くなりそうなレースですが、今回最有力視したいのはロードカナロア産駒のハワイアンティアレです。
前走のチューリップ賞では控えて後方で脚を溜め、勝負所は馬群を上手く捌いて馬に挟まれても伸び返して3着に好走し、15番人気の低評価を覆して桜花賞への切符を獲得。賞金的には2勝馬でも出走ができないくらい厳しかったため、1勝馬で権利を獲ったのは大きかったと言って良いでしょう。
今回は3枠6番と枠も良い枠も引けています。内の隣には逃げ馬候補のシカゴスティングがおり、好スタートを決めれば好位からの競馬も展開できそうです。
また、状態面についても気配は良好。チューリップ賞がCWコースで一杯に追って6F83.9秒だったのが、今週の調教は同じくCWを馬なりで6F81.7秒と2秒以上も時計を縮めています。1週前に坂路の自己ベスト更新、最終追い切りではCWの自己ベスト更新と時計は優秀。外に併せた馬を並ぶ間もなくあっという間に抜き去り、画面から見えなくなるほど突き放して最後は流す余裕も見せてと、動きも抜群。時計面と動きの良さから、ここに対する意欲は高そうで、上昇度も高そうです。
鞍上は池添騎手に乗り替わりとなりますが、桜花賞は2勝の実績があり、牝馬G1なら買える騎手です。1週前の追い切りから好感触を掴んでいる様子で、ここへ向けての準備は順調そのもの。今回は伏兵的な立場での参戦となりそうですが、絶好の狙い目として注目しておきたい1頭です。