【下総ステークス予想2024】明暗くっきり逃げ馬、軸は現級実績馬か?

今週土曜中山メインレースには障害G1の中山グランドジャンプが組まれていますが、その1つ前の10レースではダート1800mで行われる4歳以上3勝クラスの別定戦、下総ステークスが開催されます。フルゲート16頭に対して登録は14頭と、今年は登録全馬が出走可能となっています。

2022年の勝ち馬には、地方交流重賞で常に展開のカギを握る個性派の逃げ馬として長く活躍したテリオスベルがおり、今年の勝ち馬にも注目しておきたいレースです。

過去5年のデータではテリオスベルも含めて逃げ馬の台頭が目立つレースで3勝を挙げています。ただ残りの2回は3着以内にも入れず明暗の分かれる結果となっているため、勝率は高いものの今年がどちらに転ぶのかは慎重に見極めたいところです。

今年の登録馬では前走で逃げて勝利したグランサバナが注目したい一頭です。これまでの戦績では生粋の逃げ馬とは言えず、控えるか行っても番手までという競馬を続けていましたが、前走の鎌ケ谷ステークスでは初騎乗のルメール騎手が逃げを選択して、2勝クラスを三度目の正直で突破してきました。

2着に入ったストライクは続く千葉日報杯で勝利しており、今回の下総ステークスで再戦を迎えます。前走がレベルの高い1戦だったことも伺えますが、中山ダートコースで【3-3-0-2】と高い連対率を誇るグランサバナに今回も分がありそうです。

気になるのは昇級初戦馬が苦戦している点で、過去5年で1勝も出来ていません。逃げ馬が極端な成績を挙げている点と併せて考慮すると、今回は現級で結果を出しているホウオウバリスタ、ゴールドバランサー、アクションプランあたりから入ったほうがいいのかもしれません。