【三条ステークス2024予想】前走からの勢い抜群の有力馬3頭に注目!

今週から開幕する新潟競馬の土曜メインレースに組まれているのはダート1800mで行われる牝馬限定戦、4歳以上3勝クラスの三条ステークスです。フルゲート15頭に登録13頭ということで今年は登録全馬が出走可能となっている中で今回は注目したい馬を3頭取り上げました。

インティをはじめとしたダートのオープン馬を多く育ててきている栗東・野中厩舎からは、いずれも有力と目されるピースオブザライフ、フォレストキャットの2頭が出走予定となっています。

まずキタサンブラック産駒の4歳牝馬ピースオブザライフは、祖母に重賞勝ち馬のフューチャサンデーがいる良血統で、1勝クラスでは芝2000mを使われてきましたが2連続大敗を喫して以降ダート路線への切り替えが功を奏した一頭です。

ダート転向初戦となった中京ダート1800mで3着に好走、続く2戦目を勝利すると、2勝クラスまで連勝を果たしました。阪神、京都のダート1800mを連勝ということで、今回は左回りへの対応力と3勝クラス昇級初戦が課題となりそうです。

続いてもう1頭はスマートファルコン産駒の6歳牝馬のフォレストキャットで、厩舎の看板馬だったインティの半妹という良血です。

3勝クラスは2度の2桁着順など苦戦が続いていましたが、前走のアリエスSでは勝ち馬ドライゼのクビ差に迫る2着となっており、最低人気での激走を見せています。舞台こそ替わるものの今回も牝馬限定の1800m戦ということで、再度の好走が見られるか楽しみな1頭です。

そして3頭目が、美浦・根本厩舎の管理するコパノリッキー産駒の4歳牝馬ヨリノサファイヤです。鞍上は厩舎所属の藤田菜七子騎手が務めます。

藤田騎手は先日今年の2勝目を挙げたところですが、1勝目がこのヨリノサファイヤでのもので、前走の2勝クラスで先行して4コーナーから先頭に躍り出ると8馬身ちぎって大勝を演じました。

前走勝利から勢いに乗る馬ですが、近走はダート2000m以上を中心に使ってきた馬で、前走2400mから一気の距離短縮が課題となりそうです。

デビュー当初は1800mを使われていた時期もあったため、昔取った杵柄で距離短縮に対応して前走見せた圧巻のパフォーマンスを再現できるか試金石の一戦です。