今週土曜の東京10レースに組まれているのは、芝2000mで行われる4歳以上3勝クラスの別定戦、府中市市制施行70周年記念です。同条件で開催されていた府中ステークスの記念開催となります。
開催がなかった2020年を除く過去4回分の府中ステークスの過去データを参考にすると、前走に同じ東京芝2000mを使われていた馬が3勝を挙げている点が目につきます。
今年の出走予定馬では該当馬が2頭いるため、ドクタードリトルとトーセンリョウに注目したいと思います。
まず、デクラレーションオブウォー産駒の4歳牡馬ドクタードリトルは、短期免許来日中で絶好調のモレイラ騎手を確保しての参戦ということで有力視されている一頭です。
東京芝コースへの参戦は前走のみですが1戦1勝、加えて休み明けでも1勝しており、今回は条件的にも狙いすました参戦といえそうです。
一方、ディープインパクト産駒の5歳牡馬トーセンリョウは、前走のコパノリッキーメモリアルで2着に入り3勝クラス卒業の目処が立ってきたところで、今回は武豊騎手を確保しての参戦ということで、こちらも本気度の高さが伺えます。
血統面で注目したいのが、母父サンデーサイレンス系の馬は3着がやっとで連に絡めていない点で、前述の2頭はいずれも非該当というのも好材料となっています。
反対に該当するのが、母父ハーツクライのアスクドゥポルテ、母父ダンスインザダークのウインリブルマンとマイネルニコラス、そして母父アグネスタキオンのマイネルケレリウスと、今年は該当する馬が多いため馬券検討時には注意しておきたい点ですね。