競馬場にはいないがWINSにはいる正体不明のグループ、コーチ屋の存在。コーチ屋の狙いは一人で馬券を購入しにきた、競馬初心者である。このコーチ屋とは一体何者なのか?非常におこがましい目障りなグループである。
絶対に競馬玄人には声をかけてこないのも特徴。そして、競馬初心者には、声をかけ、言葉巧みに次のレースは、1-2で決まり等と声をかける。基本的に堅いレースを狙うのが特徴でもある。そして、悩んでいる隙に、前のレースの的中馬券を見せる。この的中馬券は的中しているが、100円である。それを額面の所を指で隠しあたかも1万円当たったと言って、信用させる。そして、そこでも迷っていると、競馬関係者を装う事で信用させてします。
コーチ屋が巧妙なのはここから先。先ほど具体例を挙げた1-2の馬券を買わすのだ。そして、このフロアにいるんだよと声をかける。これを1レースにつき、10人位に声をかけ、指示する馬券は勿論バラバラだ。そして、ここからが、コーチ屋の恐ろしい手口だ。10人も堅い決着のレースに買い目を分ければ、1点的中する確率は高い。
そこですかさず、的中馬券を指示したターゲットに近づき、次はもっと配当がつくなどと言葉巧みに近づき、的中したレースの情報料を取るのだ。競馬に免疫が少ない人間からしてみれば、仕方ないかと思ってしまうのである。
実は私も若い頃、コーチ屋に声をかけられた。場所はWINS後楽園のA館8F。やはり手口は同じだった。的中し馬券を指でかくしていた。やはり、競馬初心者だった私に取っては恐怖感を覚えたのは言うまでもない。
WINSには定期的に私服警官が巡回しているが、コーチ屋の危険察知能力は高く先ず捕まらない。ちなみに私が指示されて購入した馬券は馬連500円だが、偶然にも的中した。私は、別に悪い事は何一つしていないのだが、その場に居るのが怖くなり急いで別フロアに移動したのを覚えている。
皆さんにコーチ屋に嵌らない為に注意してほしい事はWINSでは堂々としている事が重要。出来れば競馬初心者は一人で行くのは控えるべき。コーチ屋の魔の手は意外なところからくるので注意が必要だ。快適な競馬ライフを送ろう。