今週土曜東京10レースに組まれているのは、芝2400mで行われる4歳以上オープンのリステッドレース「メトロポリタンステークス」です。今年は8頭立ての少頭数での開催になります。
東京芝巧者という意味で注目したいのが、東京コースでは4戦2勝2着2回と連を外していないシルバーステート産駒の5歳牡馬バトルボーンです。初勝利から3勝クラスまで4連勝で突破し、七夕賞4着で連勝はストップしたものの、休み明けの前走・白富士ステークスではロードデルレイ相手に2着とまずまずの結果を残しました。ルメール騎手の復帰がギリギリ間に合わず、今回はモレイラ騎手を確保して挑む予定となっています。
実績や能力を考えれば今回は圧倒的に上位の存在となりそうで、得意の東京コースなら崩れることは無いでしょう。唯一不安材料をあげるとすれば“距離”で、2000mを主戦場としてきた同馬にとって2Fの距離延長がどう出るかは未知。七夕賞ではスローの瞬発力勝負を逃げて4着に敗れているので、似たような展開にならなければ今回のメンバーなら勝ち負けになるでしょう。
過去4年のデータをみると、1番人気馬は勝利こそないものの【0-2-0-2】で連対率50%となっており、馬券検討からは欠かせないところです。対して2番人気馬は【1-0-0-3】と勝つか負けるかといった内容で、3番人気馬は【0-0-3-1】と複勝圏内は確保しているものの連対できておらず、波乱含みのレースといえそうです。
血統面では父キングマンボ系が4勝と圧倒しているだけに、今年のメンバーでは5歳牡馬のディナースタが該当。バトルボーンやディープインパクト産駒のレッドラディエンスに人気が集まるようなら、単勝でも妙味があるだけに積極的に狙ってみたいですね。