8日水曜日に川崎競馬場で開催されるのが、これまでは2月、3月に開催されてきた古馬牝馬限定のJpn2「エンプレス杯」です。施行時期が変わり、さらに今年から定量戦で行われることとなり、これまでのレース傾向が変わってくる可能性もあります。
船橋所属馬が過去4勝しており中央勢と互角にやりあってきた時代もありましたが、今年は負担重量が一律55kgとなるのは地方馬にとって向かい風となるかもしれません。一昨年の2022年には、後にかしわ記念を制したショウナンナデシコが勝利しており、大物輩出なるか注目のレースでもあります。
また、昨年の勝ち馬グランブリッジが今年も連覇を狙って参戦を予定しています。ただ昨年以上に今年はJRA所属馬に魅力ある馬が多く、連覇は簡単ではなさそうです。
ここ2戦3着と安定感のあるドゥラメンテ産駒のアイコンテーラーは、特に前走の川崎記念3着がハイレベルなレースで際立つ戦績となっています。芝の重賞でも2着3着のあった馬で、スピード能力に長けており、今回は牡馬不在のレースで相手関係は楽になるだけに、一発があるかもしれません。
未知の魅力では未完の大器といえるジャスティファイ産駒のオーサムリザルトで、新馬戦後に骨折で戦線離脱したものの、復帰後も前走のアルデバランステークスまで無傷の5連勝が続いています。今回は1ハロン延長となりますが、3勝クラスの晩秋ステークスでこなしている距離でもあるため問題はないでしょう。破竹の6連勝で重賞初勝利なるか、楽しみな逸材です。
劣勢と思われる地方勢からは、ブルーリボンマイル、若草賞土古記念と連勝で来ているジャスタウェイ産駒の7歳馬グレースルビーで、ここに来て戦績が上がってきているだけに、勢いでどこまでやれるか、人気薄なら穴で狙ってみたい1頭ですね。