東京競馬の土曜メインは春のスプリントG2「京王杯スプリントC」が開催。高松宮記念で結果を出せなかったスプリンターから安田記念を目指すマイラーまで様々な路線馬が参戦する一戦です。
昨年はスローペースの上り勝負となり、レッドモンレーヴが勝ち切った。2着のウインマーベルから3着のダディーズビビッド、4着から12着の馬まですべてクビ差が並ぶと言う大混戦となりました。今年も昨年同様逃げ・先行馬が少なく、スローペースでの追い比べとなりそうな気配は十分。
今年も昨年の1~3着馬までが揃っておりレベルは高そうですが、中でも注目しているのが5歳セン馬のブルパレイです。
ブルパレイは、3歳時にファルコンステークスを制した重賞馬ですが、その後は7戦連続二けた着順を含む12戦で最高着順が5着を1回だけと大スランプに。ただ、前走1200mのオープン戦、京都競馬場で行われた鞍馬ステークスでは上り最速をマークして、見事2着に差し込んで快勝。
相手関係が弱くなったこともあるかもしれませんが、三か月の休み明けで走った前々走のモルガナイトステークスでも上り最速をマークと復調気配を見せてきています。さらに、結構好走が続くタイプの馬で、3歳時にはリステッドのクロッカスステークスで2着の次戦でファルコンステークスを制していますし、2歳時はデビューからの3戦連続で連対してます。一度好走すると連続で好走する可能性が高いので、前走の久々の2着で連続好走の可能性も十分にあるでしょう。
鞍上のオシェア騎手は、アイルランド出身で4月末に初めて日本で短期免許を取得。さすがUAEで3シーズン連続でリーディングジョッキーで既に好成績を収めています。これからも日本の競馬に慣れてくるでしょうから、復活気配のブルパレイとのコンビで早くも重賞制覇の大チャンスです。
ということで、京王杯スプリングステークスは、急に復活気配を見せたブルパレイがトップジョッキーのオシェア騎手とのコンビで、オシェア騎手に重賞をプレゼントしてくれることに期待して応援したいと思います。