今週土曜東京メインレースは、芝2400mで行われる3歳以上3勝クラスのハンデ戦「ジューンステークス」です。

2019年までは芝2000mで行われていたため、現在の条件に変更された2020年からの4年間のデータを見ると、昨年の勝ち馬サクセスシュートはこのレース勝利後に長期休養に入っていますが、2020年のサンレイポケット、2021年のシルヴァーソニック、2022年のヴェラアズールと活躍馬を立て続けに輩出している出世レースです。中でもヴェラアズールはこのレース勝利後に京都大賞典、ジャパンカップと連勝しており、今年の勝ち馬にもぜひ注目したい一戦です。

脚質を見ると、前走で後方に控えた馬が3勝を挙げており、血統面では全てダービー馬を父に持つ馬が勝利しています。

ただし、ディープインパクト産駒は苦戦しており、今年の登録馬ではルメール騎手を久しぶりに確保して挑む上位人気想定のオープンファイアは危険な人気馬として疑ってかかったほうがいいかもしれません。

今年の出走予定馬で差し馬かつ、父がダービー馬の血統では、オルフェーヴル産駒の6歳牝馬エリカヴァレリアと、キズナ産駒の4歳牡馬アームブランシュの2頭のみが該当となっていますが、過去4年で牝馬は一度も連対していないだけに、データ的な後押しではアームブランシュに注目です。

その他の上位人気想定馬では、ハーツクライ産駒の4歳牡馬ハーツコンチェルトは昨年のダービー3着に善戦するも、前走で1番人気を裏切る4着敗退など勝ちきれない競馬が続いており、今回はモレイラ騎手から乗り替わりで挑む菅原騎手の手綱さばきに注目したいですね。