今週日曜東京10レースに組まれているのは、ダート1600mで行われる3歳以上3勝クラスの夏至ステークスです。

注目したいのはマクレーンズミュージック産駒の4歳牡馬ウェイワードアクトです。美浦・田中博厩舎の管理するマル外のレア血統馬で、今回は戸崎騎手とのコンビで挑む予定となっています。

デビュー戦が遅く3歳5月の未勝利戦でしたが、経験が上の相手に8馬身差の大楽勝でのデビューとなりました。その後は続く青竜ステークスで3着に敗れてしまい、約10ヶ月に及ぶ休養に入りましたが、今年の3月に復帰を果たしてからは1勝クラス、2勝クラスと連勝を続けており、今回は連勝のパートナーの戸崎騎手が引き続き騎乗するのも魅力です。

またオーナーがゴドルフィンということで、美浦・田中博厩舎とはレモンポップでのタッグ実績がある点は、偉大な先輩に続けるかどうかも楽しみな一頭です。

父のマクレーンズミュージックは現役時代の戦績は1戦1勝で未勝利戦勝ちのみで引退となっており、アメリカでは産駒に2017年のアメリカ3冠レースのブリークネスステークスを制したクラウドコンピューティングがいますが、まだ日本ではなじみの薄い血統です。

さかのぼると父系にフォーティナイナー、母系にアンブライドルズソングがいる血統ということもあり、日本のダート路線で十分やれる下地がある血統といえます。

同父では元中央馬のサイモンハロルドが高知競馬のオープンクラスでがんばっていますが、中央から大物誕生なるか、楽しみにしたいですね。