【第60回金盃2016予想】特異な条件でこそ長距離得意なプレティオラスを狙う

2月10日(水)、大井競馬で第60回金盃(SⅡ)が開催されます。その開催回数が示す通り、大井競馬では羽田盃、東京ダービー、大井記念と並んで古い歴史を有し、まさに伝統の一戦に位置付けられていて、上位2頭にはダイオライト記念への優先出走権が付与されます。昨年から距離も2600メートルへと変更され、近年では稀に見るダートレースの長丁場。適性を重視した馬券戦略が効果的かもしれません。

そんな特異条件だからこそ、狙いが立つプレティオラス。東京ダービー(2000メートル)優勝馬ですが、東京記念(2400メートル)2勝が示す通り、本質的にはダートのステイヤータイプ。特に大井の2000を超えるレースでは、今回対戦のユーロビートなどを問題にしない圧倒的パフォーマンスを披露していて、この舞台の適性は出走メンバー中ナンバーワン。前走の東京大賞典(GⅠ)でも、結果11着とはいえ、勝ち馬サウンドトゥルーに次ぐ上がり2位をマークしています。本領発揮の舞台が少ないからこそ、厩舎サイドも仕上げに関しては抜かりがありません。

前走はサウンドトゥルーと見間違えられた珍実況もありましたが、そう思わせるだけの力があると認められている証拠でもあります。今度は自分の庭、末脚一閃のシーンに期待します。