京都の日曜メインは春のグランプリレース「宝塚記念」が開催。18年ぶりの京都開催、雨、13頭の少頭数と今年は波乱の要素が多く、どの馬が勝ってもおかしくないような気配が漂っている。
そんな中で注目しているのは、前走の大阪杯・7着から参戦するソールオリエンスだ。
昨年は無敗で皐月賞を制し、日本ダービーでも2着、菊花賞・3着とクラシックは大活躍。しかし、暮れの有馬記念で8着に敗れると、今年初戦の中山記念で4着、前走の大阪杯・7着と精彩を欠いている。
前走の大阪杯は初ブリンカー着用、鞍上もクラシックで手綱を握っていた横山武史騎手へ手綱を戻してと、状態は万全のように思えたが、7着敗退と結果は出せなかった。横山武史騎手とのコンビは継続となるが、今回はブリンカーを外す予定。手塚調教師は「彼の力を信じて」とコメントしており、馬に伸び伸びと走らせる方針に切り替えた模様。
さらに今回は雨ということで、この馬向きの馬場になる可能性も大。荒れた馬場の皐月賞を大外ぶん回しの競馬で豪脚を繰り出して快勝した実績からも、雨は歓迎の口。さらに近3走は内回りで負けており、大箱の京都外回りならパフォーマンスも上がってくるはずだ。良馬場のスローペースなら厳しいと見ていた馬だが、今回の条件なら十分に買える。
京都外回り、雨、陣営の開き直りと今回は巻き返しを期待したくなる条件が揃っており、妙味もたっぷり付きそうなここはソールオリエンスの激走に期待した馬券で勝負したい。