2月13日(土)、京都のメインレースとして開催される洛陽ステークス。登録段階で10頭とやや小粒な感は拭えませんが、明らかに力不足と思えるのはニザエモン、バッドボーイ程度ですから、どこからでも入れそうな力関係とも言えます。
注目はラングレー(牡5 栗東・矢作厩舎)。元々、高い素質を評価され、3歳春の毎日杯(GⅢ)では1番人気の支持を集めたほど。復帰後も順調に勝ち星を積み重ね、小倉大賞典(GⅢ)では1番人気で7着。続く新潟大賞典(GⅢ)でも3番人気と注目を集めますが、5着となかなか結果を出せずにいました。その間にも全弟のリアルスティールが皐月賞2着と活躍し、高い注目を集めるようになりました。その流れに反比例するかのように、ラングレー自身の成績は伸び悩みの傾向を辿ります。このままでは評判倒れの可能性も?という雰囲気も出始めたところで、ある転機が訪れます。それが初のマイル路線へと転向した2走前。結果は3着でしたが、上がり33秒4と今までにない末脚を繰り出し、高い適性を示したのです。
続けてマイル戦への出走となった前走、岩清水Sではインをすくう鞍上の好プレーもありましたが、再度メンバー最速となる上がり34秒2の末脚を繰り出し快勝。適条件を見つけた今なら、眠っていた素質が黙ってはいません。ここを足掛かりにして、春のマイラー決定戦、安田記念へ。そのためにもここは落とせない一戦となりそうです。